読み聞かせ方に困っていませんか?絵本によって、ことばをたくさん話してほしいと思っていませんか?ここでは、2児(7歳と2歳)の母が、子供に読み聞かせた絵本の紹介をしています。
ただ絵本に書いてある文字を読むだけじゃもったいない!
絵本でたくさん子どもとお話しして親子との大切な時間を築きませんか?
ママと絵本読みたい!と言われると嬉しいですよね!
今回は、「はらぺこあおむし」を紹介します。
この本を読むことで、
食べ物、生き物、数、曜日、色、形、状態を表す言葉の名前や
自分の気持ちや体の状態を言えるようになります。
作品の紹介
商品リンク
楽しいしかけやアイディアがいっぱい!世界のベストセラー絵本!
あらすじ
物語は、夜、葉っぱの上に置かれた小さな卵から始まります。日曜の朝、卵から生まれたあおむしはお腹が空いていて、毎日少しずつ食べ物を食べます。
月曜日はりんごをひとつ、火曜日はなしをふたつ、曜日ごとに増える食べ物とともに成長する様子が描かれています。
たくさん食べて大きくなったあおむしは、やがてさなぎとなり、そして美しいちょうちょに生まれ変わります。
対象年齢
出版社 偕成社のホームページでは、対象年齢4歳以上とありますが、
0歳からでも楽しめると思います。
絵の色彩やリズミカルな内容、ページに穴があいているユニークな構造が、赤ちゃんや小さな子どもたちの興味を引き、また、食べ物の数え方や成長の過程も楽しめるため、幼児期にぴったりの一冊です。
読み聞かせ方のコツ
大人:「げつようび」
「なにをたべるのかな?」
子ども:「りんご!」食べ物
大人:「そうだね。あかいりんご。」
「なんこたべるのかな?」
子ども:「いっこ!」数
大人:「そう。1こたべるんだよね」
大人:「次は、かようび」
「なにをたべるのかな?」
子ども:「なし!」食べ物
大人:「そうだね。みどりのなしだね」
「なんこたべるのかな?」
子ども:「2こ」数
大人:「そう。みどりのなしを2こたべました」
大人:「かようびのつぎは、なんようび?」
子ども:「・・・・」
大人:「す・・・?」←ヒントを出す
子ども:「すいようび!」曜日
大人:「そのとおり!!すいようびだね。」
大人:「もくのようびのたべたものはなんでしょう?」
子ども:「いちご!」食べ物
大人:「そう!〇〇ちゃんも大好きないちご!あさごはんでたべたね。」←生活と関連させる
どようびにたべたもののページを見せて、
大人:「この中でたべたいものある?」
子ども:「チョコレートケーキ!」
大人:「おいしいよね!ママもだいすき!」
「ほかになにたべたい?」
子ども:「カップケーキ!」
大人:「いいね~!」
「でもすきなものばかりたべていたら、あおむしはどうなった?」
子ども:「・・・いたい」
大人:「そう。おなかがいたくて泣いちゃったんだよね。」
「〇〇ちゃんと同じだね」←生活と関連させる
大人:「やっぱり、おなかは・・・・・?」←物語の展開を予想させる
子ども:「ぺっこぺこ」体の状態
大人:「そうだね。ぺっこぺこ」
大人:「それでも、おなかは・・・・・?」
子ども:「ぺっこぺこ」体の状態
大人:「そのとおり。ぺっこぺこ」
大人:「ちっぽけだったあおむしは、どうなったの?」
子ども:「おおきい!」形容詞
大人:「そうだね。おおきいね。ちいさいあおむしからおおきくてふとっちょになったね。」
大人:「それからなになるのかな?」
子ども:「さなぎ!」生き物の名前
大人:「そう。ちゃいろのさなぎにへんしんしたね。」
「さなぎからなにになるのかな?」
子ども:「ちょうちょ!」生き物の名前
大人:「そうだね。きれいなきれいなちょうちょになりました~」
読み聞かせた効果
リズミカルに読むことで言葉(食べ物、生き物、数、曜日、色、形、状態)を言えるようになります。
読み聞かせ方のコツに、質問を投げかけながら子どもが答えるかたちで、発語を促すように書きましたが、最初に歌を楽しくうたうと、リズムがあることで、息を吸ったり吐いたりするタイミングが整い、子どもが言葉を発しやすくなります。
この絵本は、繰り返しのリズムが特徴的です。
「ママ、うたって!」というので、(保育所で保育士さんが歌っているのでしょう)
私は、youtubeでうたを覚えて、こどもと一緒に本を見ながら楽しく指さしをして歌うことからやっていました。
そうすると、(ことばよりうたの方が覚えやすいのでしょうか)
本を一冊まるごと覚えてうたうようになりました。
そのあとに、読み聞かせ方のコツにある質問を投げかけると、(このときも歌いながら、質問していました)
スラスラと言葉が出てくるようになりました。
日常生活と関連づけて話しかけると、自然に言葉を覚えられます。
一番最初のページの、「たまご」は、朝たまごやきを作るときに生たまごを見せて、
「これもたまごだよ。にわとりさんのたまご。このたまごは、はらぺこあおむしのたまごより大きいね」
「見て!おつきさまだよ。まあるいね。はらぺこあおむしのおつきさまと同じ。おつきさまはなんて言っているかな~?」
このように日常生活の中で会話をすると、次、子どもが「たまご」や「つき」を見たときに、指を指して「たまご!」「つきある!」と話してくれるようになりました。
また、朝食時に、私は、カレンダーを見ながら、「今日はなんようびかな~?」「きょうはげつようびだよ」と声掛けして
「げつようび、げつようび、りんごをひとつたべました」とうたっていました。
朝食時に、りんごを出して一緒にたべます。
「それでも〇〇ちゃん(子どもの名前)はおなかが・・・?」
子ども:「ぺっこぺこ~」と歌をつなげてくれていました。
「はらぺこあおむしみたいにたくさん食べて大きくなろうね」と、声掛けをします。
このように、現実世界と関連づけながら読むことで、絵本が身近なものに感じられるようになり、自然と言葉を覚えやすくなります。
体の状態を言えるようになる。
私が夕食を作っているとき、子どもはバナナやヨーグルトやおかしがないか探していました。
(こどものおなかをさすりながら)「はらぺこあおむしみたいにおなかが空いたの?」
(子どもも自分のおなかをさすりながら)「おなかすいた!」
と言うようになりました。
まとめ
・うたを覚えていっしょに歌う
・日常生活の中で関連づけて話しかける
この本は、うたを覚えて一緒にうたい、実生活の中で、絵本と関連づけて会話をすることで、言葉が爆発的にのびる本だと思います。
絵本の言葉を日常生活に取り入れることで、学びが絵本の枠を超えて広がります。
『はらぺこあおむし』のような親しみやすいストーリーを使えば、親子で楽しみながら自然に言葉を覚えられる環境が作れると思います。
ぜひ、絵本を読み終わった後も、日常の中で「あおむし」を探してみてくださいね! 🌱
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